どこの地域でも起こりうる劣化の中で問題が大きいものに紫外線があり、銘板を屋外で使用するときには特に注意が必要です。太陽の光があたるところは漏れなく影響を受けることになり、室内でも日差しが差し込むのであれば窓に近くなくても影響します。印字は特殊なインクを使えば日持ちしますが、大きな影響を受けやすいのは他にプラスチック製品です。ゴムなどはべたつきが出てくるので劣化に気付きやすいですが、プラスチックの場合突然割れて気が付く場合も多いので、定期的なチェックをしましょう。
紫外線で銘板が劣化すると、変形や変色につながることがあります。屋外だと風雨の影響による汚れで、変形や変色の発見が遅れる場合があります。チェックするときには目視だけで済ませず、できれば手で触って確認、壊れていなくても交換する時期を決めておくようにすれば、大きなトラブルに発展せずに済むでしょう。白色の製品が構造的に紫外線の影響を受けて銘板が劣化しやすいので、UV対応でないものを購入する場合、黒色の製品を選ぶ方法があります。
色の違いではそれほどコストに影響はないので問題ありませんし、初めから影響を受けにくいものを選べばメンテナンスが楽になります。使用するものによってはその製品に適した紫外線対応の銘板が、アクセサリーとしてメーカーから発売されている場合があるので確認するとよいでしょう。まとめ買いした場合、保管方法を間違うと使用していなくても劣化が進んでいくため注意が必要です。
